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1-2 ステークホルダーへのサポート的コミュニケーション (1/5)


ノート:

(1) プロジェクト関係者間の相互理解と成功への動機づけ
プロジェクト遂行上で最も重要な課題は、プロジェクトステークホルダー参加者がプロジェクトに関する背景も含めたプロジェクト運用に必要な情報を入手でき、プロジェクトの目的・目標を明確に理解すること、さらにステークホルダー参加者間の相互理解によって信頼感を高め、プロジェクトチーム内の意思の疎通が図れること、その結果として関係者間の対立を解消し、チーム内の不安定要素が除かれ、成功に向けた動機づけがプロジェクト関係者に図れることなどである。そして、コミュニケーションマネジメントは、こうした課題を体系的に効率よく達成するための実践手法体系である。しかし、この目的を達成するためには、プロジェクト関係者間参加者のコミュニケーション能力が必要である。グローバル化の今日では、コミュニケーション能力に、異文化理解力という能力も含まれる。
(2) 各種ミーティングの開催
コミュニケーションの基本は、プロジェクト遂行に必要な書類の作成と、それを伝達するための会合である。理解を深めるためには双方向の会話が必要であり、通常、他部門にわたるときは会議の形式で行われる。プロジェクト遂行過程では、次のような各種のミーティングが行われる。
① キックオフミーティング
② ホームオフィスと現場とのミーティング
③ 顧客、社内、協力会社を含めた不定期のミーティング
④ 工程管理を含めた定期的なミーティング