プロジェクト引渡しのプロセス(ソフトウエア開発プロジェクトの場合)
・ソフトウエア開発のプロジェクトの場合、「引渡し可能」と書き込まれている枠が顧客の環境と考えて下さい。上のほうが、契約者側の環境である。まず、システムが出来上がり、契約者の環境でシステムテストを実施し、適切に稼働することの確認が行われる。その後、顧客の環境で運用テストを実施する。すなわち本番の環境で運用が可能なことを確認する。それが完了したら、本稼動サービスを経て、契約の完了に至る。
・ソフトウエア開発の場合、「合意された確認書の内容を顧客・契約者双方で完了していると確認したとき」が完了なので、大体3つのステージに分けて契約されることが多い。それが、要件定義設計段階、構築段階(システムテスト完了まで)、運用準備移行段階である。そして、本稼動(サービスイン)の時点で引き渡しとなる。顧客のもとに行った時点で、構築作業は完了して、引き渡し可能と見られがちだが、実際に使えて、本稼動サービスが始められるまで行かなければ契約完了とならない。