発生している問題の特性に対して、影響を及ぼすと考えられる要因との関連を整理し、これを体系的にまとめた図である。 図が魚の骨のような形になるので、「魚骨図」、「フィッシュボーンダイアグラム」とも呼ばれる。 要因の整理をしたい場合、本質的な問題は何かを深く追求する場合に使用する。
仕事の結果(特性)の良し悪しに影響する要因は数多く,しかも複雑にからみ合って存在する.特性要因図は,「問題とする特性と,それに影響を及ぼしていると思われる要因との関連を整理して,魚の骨のような図に体系的にまとめた図」である.
多くの関係者の経験や知識を集めて作られた特性要因図は,パレート図やグラフなどとともに品質管理を効果的に進めていくために不可欠な道具なのである.
特性要因図は,次のような場合などに用いられる.
(1)不良や欠点といった結果と,その原因の関係を図で整理する.
(2)改善の手段を図で整理する.情報が早く読み取れ,深く理解できる.数字だけでは,見落としがちな問題もグラフ化すれば発見しやすくなる.