開発の進め方
技術的な質問について
ただ「分からない」ではなく、要点をまとめて質問するとより、回答が得られやすい
- やりたいこと
- エラー内容
- エラーメッセージ
- 起きている現象
- 仮説
- やりたことがこのコードで実現できる理由
- エラーの原因
課題管理について
開発を進めていくとさまざまな課題がでてきます。それらの課題を適切に解決していく事で開発は円滑に進捗します。
課題は発見次第、早期解決するように取り組みます。そうすることで今後の課題もスムーズに解決する事ができます。
- 課題管理とは
- プロジェクト遂行中に発生する問題点(=課題、ISSUE)に対して、
- 原因を解明し
- 対応策 (アクション)を検討・作成し
- アクションの進捗状況をモニターする一連のプロセスのこと。関係者全員で共有することが重要
- 例:
- 原因を解明
- 作業の進みが遅れている
- 原因:フレームワークの理解度が低く特定のメンバーに頼らざる得ない
- 対応策 (アクション)を検討
- フレームワークの動きを理解する必要がある
- 対応策:サンプルプログラムを解析する
- アクションの進捗状況をモニターする
- 確実に課題解決できるよう管理する
- モニター:夕会で課題解決の進捗状況を確認する
- 原因を解明
- プロジェクト遂行中に発生する問題点(=課題、ISSUE)に対して、
顧客のロールプレイ
「講師」は顧客としてスケジュールの相談、要件の相談を受け付ける。
例えば「納期に間に合わない」「要件を変更したい」「新たに機能を実装したい」など、 顧客に影響のある事案については、必ず顧客との報連相を行うこと。
レビュー
「講師」はチームでの開発と進捗状況に対してレビューを行う
レビューのポイント
チームでの役割例
以下のような役割分担を決める場合もありますが、本研修では全メンバーが全ての要素の開発を経験できるよう進めてください。 画面のみの担当、プログラムのみの担当といった偏った分担はやめてください。
- プロジェクトマネージャ ( 進捗、タスク管理 )
- フロントエンドエンジニア ( Client, view など)
- サーバサイドエンジニア ( Server, Model, Controller など)
- ドメインエキスパート ( 業務とその要件に詳しい )
演習時の一日のスケジュール
- 進捗とPDCA レビュー
- 毎日、チーム毎に最大 30分
- 講師は午前中、各チーム毎にレビューを行う
- レビュー以外の時間は、各チームで自由にスケジューリングする
進捗管理ツールの例
- WBSを使用して予実(予定と実績)を管理する
- GitHub の issue
- カンバンを利用したポストイット
- Excel
レビュー観点について
- 方向性の軌道修正
- 定義した要件と現在の作業のつじつまがあっているか
- 作業の優先順位の確認
- 重要な作業から行っているか確認し、着手作業の変更を提案する。
(例:ログイン画面も未着手なのにホーム画面のビューを作成している)
※ただし、あくまで提案にとどめ、受講者の方針に任せる