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2-3-1 WBS (2)


ノート:

①WBSの目的
プロジェクト管理上のための内的要因と外的要因(顧客要求、ジョイントベンチャー時の必要性)を組み合わせて作られる。
②プロジェクト管理上
何をすればこのプロジェクトを完成させられるのかを全て把握する
それぞれ洗い出した作業を誰がやればよいのか、責任、権限はどこにあるのかというのを明確化する
作業を洗い出してそれぞれ見積出来るようにする
コスト計画、スケジュール計画をする単位、ベースラインを設定してそれに基づいて進捗測定、生産性の測定をしていく
人的資源などのリソースがプロジェクト全体でどれくらい必要かの根拠を示す
WBSで全作業を洗い出せば、WBSにないことをしなければならなくなった場合に仕様が変更された、追加オーダーがあったことを明確化する。顧客から何か要求があった時に、WBSに無い作業ならそれは仕様変更だとはっきり対応できる。
全体作業での現作業の位置付けがわかっていないと明確な現状報告が出来ない
情報をやり取りする時のベースになる。
原材料の強度とか、当該作業から得られた情報を類似の関連作業の担当者に知らせておくと、業務遂行に参考になる場合がある。
③顧客要求
実費償還の場合は、何をやったかが明確にならなければならない。
仕様が変更された場合には一括とはいえ、別途お金をもらう必要が出てくる。それらの共通認識を持つ上でWBSは役立つ。
③コンソーシアム、ジョイントベンチャー運営上
いくつかの企業が集まって1つのプロジェクトを遂行する場合、それぞれの企業がどこまで責任を持つのか、何をすべきかが明示されなければならない。何か起きた時に、どこが責任を持つのか、費用の負担比率も含めて互いの責任履行範囲を明確化しなければならない。
ジョイントベンチャーの場合、精算するのにどの作業にどの名目で費用がかかったのかを全て洗い出して報告する必要がある。