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5-2 アーンドバリューマネジメントの用語(2)


ノート:

1. 管理基準線 (PMB: Performance Measurement Baseline)
「Baseline」にマーカーすること。ベースラインです。プロジェクトの目標とする基準値です。

2. 期間予算(計画予算)(BCWS: Budgeted Cost of Work Scheduled )
「BCWS」にマーカー。ある時点、ある時点でのベースライン上の値です。例えばある時点のBCWSが300万円ならば、「300万円分出来上がっているはず」、また「300万円費用が発生しているハズ」という値です。「計画、つまりスケジュールだから“S”だ」と覚えましょう。

3. 出来高 (BCWP: Budgeted Cost of Work Performed)
「BCWP」にマーカー。その時点で、実際に出来上がった達成度合いを金額で表示したものです。総コスト1000万円の成果物が「30%」出来上がっていたら、「300万円分まで出来上がった」ということがいえます。その値を「BCWP」と言います。このBCWPがEVMの「主人公」です。「主人公」と書いてください。覚え方は、「“P”はパフォーマンス、つまり達成度合いのP」です。

4. 実際発生コスト (ACWP: Actual Cost of Work Performed )
「ACWP」にマーカー。実際に発生した費用です。「Actual Cost」ですから、実際に発生した費用と覚えましょう。

5. 完了時予算額 (BAC: Budget At Completion )
ベースラインの終点です。つまり、「総コスト1000万円の成果物」と言った場合の「1000万円」がこのBACに該当します。別の表現をすれば、「最終時点でのBCWS」ともいえます。

6. スケジュール差異 (SV: Schedule Variance)
(説明を読んだあとに)、進み具合、遅れ具合ということです。式は「主人公(BCWP)が先」で、「SV」は「S」だから「BCWS」を引く、と覚えます。「正が良い」と覚えましょう。

7. コスト差異 (CV: Cost Variance)
(説明を読んだあとに)、お金の使い具合ということです。式は「主人公(BCWP)が先」で、「CV」は「C」だから「ACWP」を引く、と覚えます。「この金額で出来るはずなのに使いすぎている」、「この金額がかかるはずなのに、安く出来ている」がわかります。「正が良い」と覚えましょう。