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ノート:


進捗管理・監視の実例を知る
情報収集経路、報告に関する経路の例として「建設・エンジニアリングプロジェクトの情報収集経路の例」を挙げている。受注者のプロジェクトのコントロール機能として、どんな情報が必要になってくるのかというのがこの図である。エンジニアリングマネジャーから図書作成状況、マンアワー消費状況といったような作業の状況、進捗状況、図面がどれだけ出てきているか、ハイライトとして、何か特別に報告しておくべきことがあるかというような事柄が報告されてくる。エンジニアリングマネジャーは専門部のキーパーソンから、その人は設計あるいは下請の業者からそれらの情報を吸い上げる。そしてプロジェクトコントロール機能、プロジェクトマネジャーそのもの、あるいはそれを補佐している人たちもしくは仕組みに対して報告が届く。
調達の状況も同じように、プロキュアメントマネジャーを介して専門部のキーパーソン、あるいはベンダー、検査業者から機械の調達状況や納入状況が報告されてくる。それから実際に建設をしている場合には工事進捗レポートや労働者動員表、機械在庫表等をもとに、コンストラクションマネジャーを介して状況が報告されてくる。
これらの情報が分析されて、受注者のマネジメントをプロジェクトマネジャーが責任者として、受注者のマネジメントがこれらの情報を取りまとめて、受注者の会社側の経営のトップに対して報告をする。また発注者側のマネジャーの人にも、定期的に報告する必要がある。プロジェクトの状況というのはこのような情報収集経路を通じて集めた情報を分析し報告することが必要になる。