プロジェクトライフサイクルとプロジェクトマネジメント・サイクル。
前ページでは、プロジェクトライフサイクルを含めてデザインし、プロジェクトの計画を立て、プロジェクト自体を実行し、状況に応じて調整しながら、最後には成果を出すということでプロジェクトマネジメント・サイクルの説明をしたが、このプロジェクトマネジメント・サイクルはプロジェクトの個々のフェーズにおいても組み込む必要がある。
構想フェーズでは、制約条件を盛り込み、どのように構想を作り上げるか計画し、構想を作り、その途中途中を管理し、必要であれば調整を行い、最後に成果として構想が出来上がる。その出来上がった構想が上位組織やステークホルダーによって承認されると、次の計画フェーズへと進む。計画フェーズでは、設計であるとか、プロトタイピングであるとか、実施フェーズへの移行を判断することが可能となるような成果を出すために、デザイン、計画、実施、調整が行われ、出来上がった成果が承認されて次の実施フェーズへと移っていく。そこでも同様に、デザイン、計画、実施、調整、成果のプロジェクトマネジメント・サイクルが回される。
それぞれのフェーズでこのようなプロジェクトマネジメント・サイクルを回し、フェーズ毎に目標達成し、プロジェクト全体でも最終的に目標が達成できるようにしていく、これがライフサイクルマネジメントである。