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4-2 見積り区分と見積り手法 (5)


ノート:

②見積の3パターン
(2) 概算見積(=PCE. Preliminary Cost Estimate) 見積り精度±10~20%
概要設計あるいは外部設計、基本設計等と言われる作業が終わった段階で行われるのが概算見積である。部分的に詳細まで分かっているような場合に用いられることになる。
見積精度は上がっているが、まだ充分といえる段階ではない。このような段階では、分かっている部分を元にして全体を推測する係数積算法がm陥られることが多い。詳細まで分かっている部分を精度の高い積み上げ型で見積り、その値を元に過去の類似プロジェクトにおけるその部分と全体との相関関係を使って全体の見積をする。例にあるように、プロジェクトの全体コストのうち機器費が25%程度になることが分かっていれば、機器費を見積もることによって全体を類推することができる。