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8-3 プロジェクトの引き渡し・検収
ノート:
プロジェクトの引き渡し・検収
・「いつ検収になるのか」ということですが、契約により、内容や形態が異なってくる。
・建設やエンジニアリングの場合では、一般的に「試運転などで、機能目的が達成されたことを確認した時」であるが、ただし、契約が『性能達成』だけでない場合は、契約の内容により引き渡し・検収の時期が異なる。
・いつ検収になるのかは、全て契約によっている。例えば、性能を達成しても、運転に必要な予備品を納める契約になっていると、全ての予備品が引き渡されなければ検収とはならない。
・ソフト開発の場合では、一般的に構築段階が終了し、『擬似本稼動』環境でのシステムテストが完了した時であるが、ただし、次の『運用テスト』まで、供給者は不都合箇所の対応など、継続して対応するというような契約もある。これは契約内容によって異なる。例えば、「運用テスト完了後、本稼動開始をもってプロジェクトの完了となる」と契約に書かれている場合である。つまり、ここでのポイントは全て契約しだいということである。契約によってプロジェクトの終了ということになって、検収に回すことができる。そこがポイントである。