原価管理(総論2)
原価企画は戦略的なコストマネジメントとも言われ、コストをいくらにすれば市場での競争が出来、かつ利益も確保できるのかを考えることであり、目標とする原価を設定することであり、企画、設計段階に行われることになる。
原価維持は、目標とする原価を達成できるかどうかを生産諸条件を考慮して検討し、現実的な目指すべき原価を設定する。これを原価管理の用語で標準原価と呼ぶ。そしてその標準原価通りに開発、製造が進んでいるかをモニタリングし、実際にかかっているお金である実際原価が標準原価から乖離した場合にはその差異の原因を究明し、対策を講じることまでを原価維持という。標準原価、現実的な目指すべき原価を設定し、それを維持するようにモニタリング、コントロールすることであり、実施、製造段階で行われる。
原価改善は、やはり実施、製造段階で行われるが、標準原価を維持するのではなく、更なるコストダウンを図るものである。
以下もう少し詳しく説明をする。