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ノート:


③コストに準ずる項目
見積はこれまでに挙げた手法によるコストと、それに準じる以下の項目から構成される。
まずリスクマネーと呼ばれる、コンティンジェンシー、アローワンス(見積もりアローワンス)、エスカレーション、そしてジェネラルオーバーヘッドである。
リスクマネーについては7章のリスクマネジメントで振れることになるが、簡単に説明するとコンティンジェンシーは、何かあるかもしれないという予測しきれないリスクに対応するための予備費のことを指す。アローワンスは見積もり精度の誤差を補完するための費用であり、作業量や材料の増加、紛失や損傷などに備えるための費用である。エスカレーションは単価の変動、物価の上昇に対応するために予め調整額を盛り込んでおくことである。
ジェネラルオーバーヘッドはテキストにあるように個々のプロジェクトで発生するわけではないが、企業として掛かっている費用をなにかしらのルールに基づいてプロジェクトで負担するものである。間接費の配賦であり、そのための手法の一つとしてABCを講義の中で説明する。(原価管理、コストコントロールの後になる)