①WBS とは何か?
プロジェクトのスコープを詳細に定義していく手法としてWBSがある。もともとはアメリカのDODで開発された手法である。
WBSの基本的な定義とは「プロジェクトの目標を達成するために実行されるべきすべての作業を体系的に階層組織化して表したもの。スコープマネジメントだけでなくタイムマネジネメント、コストマネジメントの基礎データともなる。下位レベルになるほど詳細になる。
②スコープには2種類ある
スコープオブサプライ (供給範囲)とは、プロジェクトで提供する製品(またはサービス)の機能や構成要素についての範囲
(PMBOKではプロダクトスコープ)である。
スコープオブワーク (作業範囲)とは、製品(またはサービス)を提供するための作業についての範囲で、製品自体がどんなものであるかではなくて、それを作るために何をそなければいけないかというのを規定している(PMBOKではプロジェクトスコープ)
WBSは通常この2つを組み合わせて作られる。
③スコープ作成時の注意事項
コスト、作業所要時間、資源所要量の正確な見積ができる単位で作成すること。
コストおよびスケジュールのベースラインが定義できる単位で作成すること。
作業の責任と権限の所在が明確化できる単位で作成すること。