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ノート:


①品質マネジメントシステムのアプローチ
品質マネジメントを実施する手順である。顧客の要求事項、ニーズに基づき、組織の品質方針、目標を設定し、その達成のためのプロセスおよび責任を明確にする。また、目標達成のために必要な環境、すなわち、人的資源・資金・技術・時間など準備する。ここまでは経営者の重要な責任である。
次にこれらの資源を活用し、製品・サービスの実現(プロセス)を実施する。ここで重要なことは、資源の適切な運用・管理である。このためにプロセスが有効で資源が効率的に運用されていることを監視・判定するために、その測定方法および判定基準を決める。さらにその測定結果が判定基準に照らして、不満足なもの(即ち不適合)であれば、その原因を究明し、是正処置を実施する。さらに、ISOは、不適合が発生しないように未然に予防処置を実施することを要求している。
しかし、継続的に顧客満足を達成し、組織を維持・発展させるためには、さらに良いシステムに改善していかなければならない。製品の改善だけでなく、仕事のやり方(品質マネジメントシステム)の改善を要求している。
改善のためには、Plan-Do-Check-Actionをまわすことを奨励している。これが、最後の『継続的改善のためのプロセスの確立と適用」である。