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ノート:


プロジェクトにおける品質マネジメントでも重要なことは、ISOの品質マネジメントと同様、プロジェクト(プログラム)の開始にあたり、経営者が品質達成を目指した経営の方針を設定することである。
経営者が方針策定にあたり配慮すべきことは、
 ①顧客ニーズを明確に理解することである。顧客の要求事項には、2種類ある。ひとつは、契約書な  どに記載してある明示された要求事項である。ふたつめは、暗黙の了解事項である。
 ②最終成果物の品質とプロジェクトマネジメント手順の品質の設定である。最終成果物(製品・サー  ビス)だけでなく、プロジェクトマネジメントの品質も設定することが重要。
 ③環境の整備。即ち、プロジェクト資源の確保である。プロジェクトの資源については、第6章 プロ  ジェクト資源マネジメントに記載されているように、「物的資源」、「基盤資源」、「人的資源」、「知的  資源」、「情報資源」「金融資源」などがある。
 ④継続的改善。これなくして組織の維持・発展は望めない。