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審査・講評

概要

  • 日程: Day 21 / セッション 4
  • 時間: [12:10-12:40]
  • 形式: 演習
  • ゴール: 審査結果と講評を聞き、自チームの良かった点と改善点をメモに残せる
  • 学習形式: 対話型解説

進め方(20分)

導入(2分)

チームプレゼンもライトニングトークも終わりました。発表会の締めくくりは、審査結果と講評です。

ここで問いかけです。
講評を聞くとき、一番もったいない聞き方は何だと思いますか?

それは「順位だけ聞いて終わる」ことです。順位は一瞬で過去になりますが、講評の中身は明日からの財産になります。今日の20分は「聞く」ではなく「獲りに行く」時間です。

本編〜講評の聞き方(3分)

講評を財産に変えるコツは2つです。

その1: 他チームへの講評も自分ごととして聞く

「Aチームのデモは操作の意図を声に出していて分かりやすかった」という講評は、Aチームだけへの言葉ではありません。「自分たちはできていたか?」と置き換えれば、全チームへの講評になります。講評の数が5倍に増える聞き方です。

その2: メモは「事実+自分ごと変換」のセットで残す

講評(事実) 自分ごと変換
自チーム: 課題設定の説明が具体的で良かった ペルソナ作り込み(Day 3)が効いた。次もユーザ像から始める
他チーム: 結論を先に言うと聞きやすい 自分たちは結論が最後だった。次は冒頭に持ってくる

このメモが、明日(Day 22)のKPT(Keep/Problem/Try)の最重要インプットになります。良かった点はKeepに、改善点はProblemとTryに、そのまま流れ込みます。

ここがポイント

  • 順位や賞は結果の1つにすぎない。持ち帰るべきは「なぜそう評価されたか」という理由
  • 厳しい講評ほど価値が高い。本気で見てくれた証拠
  • 良かった点のメモも忘れない。再現するには「何が良かったか」の言語化が必要

コラム

映画界の最高峰アカデミー賞には、対になる「ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)」という最低映画賞があります。面白いのは、俳優のサンドラ・ブロックが同じ年にアカデミー賞とラジー賞を両方受賞し、ラジー賞の授賞式にも本人が登場して堂々と受け取ったこと。彼女はその後も第一線で活躍し続けています。評価は「その作品への一時点の評価」であって「その人の価値」ではない。だから受け止めて、学んで、次に進めばいいのです。

演習〜審査結果と講評を聞く(13分)

課題

審査結果の発表と講評を聞き、次の3点をメモに残してください。

  1. 自チームへの講評(良かった点・改善点)
  2. 他チームへの講評のうち、自分ごとに変換できるもの
  3. 聞き終えて感じたこと(悔しさ・嬉しさも含めて率直に)

成果物

講評メモ(自チームの良かった点・改善点、他チームからの学び)——明日のKPTの入力になります

ヒント

  • メモは完璧な文章でなくて構いません。単語の走り書きで十分。ただし「事実」と「自分の解釈」は区別して書きましょう
  • 講評で分からない用語や観点が出てきたら、後でAIに「審査員が『〜』と講評したが、どういう意味か」と聞いて消化しましょう

まとめ(2分)

22日間、本当にお疲れさまでした。チームで企画を形にし、人前で堂々と価値を伝えた——これはもう、立派な仕事の経験です。

一言でまとめると、「評価は終点ではなく、次の成長の始点」。明日は最終日、KPTによる振り返りと確認テストで、この22日間を自分の力として定着させます。講評メモを忘れずに持ってきてください。

🔄 振り返りチェック

以下の問いに答えられるか確認してみましょう:

  • 自チームの良かった点と改善点を1つずつ言えますか?
  • 他チームへの講評から「自分ごと」に変換した学びを1つ挙げられますか?
  • 講評メモは明日の何に使われますか?

答えに自信がない場合は、メモを読み返すか、AIに質問してみてください。

補足資料

  • 参考リンク: 「フィードバックの受け止め方 グロースマインドセット」で検索(評価を成長に変える考え方)
  • 発展課題: 今日の講評を1つ選び、AIに「この指摘を改善するための具体的なアクションを3つ提案して」と相談してみましょう

学習ガイド

このセクションは、受講者が理解を深めることをサポートする参考情報です。

想定される質問と回答例

質問 ヒント
結果に納得がいかない 悔しさは本気だった証拠。まずメモに「悔しい」と書いてよい。その上で講評の理由に目を向ける
講評が抽象的でピンとこない 後でAIに講評の言葉を貼って「具体的には何を指していそうか」を一緒に解釈する
良かった点ばかりで改善点が思いつかない 他チームへの講評を自分ごと変換すると、自チームの改善点が見えてくる

つまずきやすいポイント

つまずきポイント ヒント
順位だけ聞いて講評を聞き流す 順位は過去、講評は財産。「なぜその評価か」の理由をメモする
厳しい講評を人格への否定と受け取る 講評は成果物と発表への評価(Day 13のレビューの作法と同じ)。人格とは切り分ける
メモを取らず記憶に頼る 講評は一度しか聞けない。明日のKPTの質はこのメモの質で決まる
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