終会〜フィードバックの整理と計画の見直し
概要
- 日程: Day 14 / セッション 4
- 時間: [12:20-12:40]
- 形式: 演習
- ゴール: 得られたフィードバックをかんばんのタスクに変換し、残り期間の計画を見直せる
- 学習形式: グループワーク
導入(1分)
中間発表おつかれさまでした。手元にはフィードバックメモがあるはずです。
ここで問いかけです。
「もらった助言は、メモのままにしておくと1週間後どうなっているでしょうか?」
忘れられています。フィードバックは「かんばんのタスク」に変換して初めて、実装に反映されます。この20分で変換まで終わらせましょう。
進め方(19分)
- フィードバックの読み上げと分類(6分)
- フィードバックメモを1件ずつ読み上げ、3つに分類する
- 対応する: 製品の価値が上がり、残り時間で実現できる
- 対応しない: 価値はあるが残り時間に合わない、またはテーマとずれる
- 確認が必要: 判断材料が足りない(AIや講師に確認してから決める)
- フィードバックメモを1件ずつ読み上げ、3つに分類する
- タスクへの変換(7分)
- 「対応する」と決めたものを、かんばんのタスクの形にする
- 担当者・所要時間・終了条件(〜が動いていればDone)を必ず書く
- 例: 「検索が遅い」→「検索処理の見直し(担当: A、2時間、300件で1秒以内ならDone)」
- 変換したタスクをかんばんのTodoに追加する
- 「対応する」と決めたものを、かんばんのタスクの形にする
- 残り期間の計画見直し(4分)
- 残り実働3日(Day 15-17)のうち、Day 16はテスト、Day 17は最終仕上げが中心
- 新タスクと既存タスクを並べ、優先順位を付け直す
- 入り切らない場合は「削る機能」をチームで合意する
- 明日の方針の確認(2分)
- Day 15は「フィードバックの反映」の日。明日の朝会で使う優先順位メモを残す
判断に迷ったらAIに相談しましょう。
- 「この助言一覧と残りタスク、実働3日。どれを採用しどれを見送るべきか、理由付きで提案して」
ここがポイント
- すべてのフィードバックに対応しない勇気も必要。価値と残り時間で取捨選択する
- 「対応しない」と決めたものは捨てずに記録する。Day 22のKPTや「今後の開発方針」の材料になる
- タスク化の鉄則は終了条件。「検討する」「改善する」は終了条件にならない
まとめ
フィードバックがタスクに変わり、残り3日の計画ができました。中間発表は「もらって終わり」ではなく「翌日から反映する」までがセットです。明日からのスプリント4で形にしていきましょう。
🔄 振り返りチェック
以下の問いに答えられるか確認してみましょう:
- もらったフィードバックのうち、対応するもの・しないものを理由付きで言えますか?
- 新しく追加したタスクの担当者と終了条件を言えますか?
- 残り実働3日で「削る」と決めたものはありますか?
答えに自信がない場合は、かんばんを見返すか、AIに相談してみてください。
学習ガイド
このセクションは、受講者が理解を深めることをサポートする参考情報です。
想定される質問と回答例
| 質問 | ヒント |
|---|---|
| 助言を断るのは失礼では? | 取捨選択は無礼ではなくプロの仕事。「価値と残り時間」という基準で判断したことを記録すれば説明できる |
| 全部対応したい気持ちになる | 残り実働3日という事実から逆算する。全部やろうとすると全部が中途半端になる |
| 分類の判断基準が割れる | 「ペルソナの課題解決に効くか」「発表で見せる核となる体験に効くか」の2軸で比べる。決まらなければ合意形成ルールへ |
| 「確認が必要」はいつ確認する? | 明日の朝会まで。AIに技術的な実現性を聞けばその場で判断できるものも多い |
つまずきやすいポイント
| つまずきポイント | ヒント |
|---|---|
| フィードバックがメモのまま放置される | この終会の中でかんばん追加まで終わらせる。「あとでやる」は実装期間には存在しない |
| タスクの終了条件が「改善する」になっている | 状態で言い切る。「〜が〜秒以内」「〜してもエラーにならない」のように測れる形にする |
| 新タスクを積みすぎて既存計画が崩壊する | 追加した分だけ何かを削るか後回しにする。かんばんの総量を見て判断する |
| 「対応しない」の判断を先送りする | 先送りは「対応しない」と同じ結果で、記録だけが残らない。今ここで決めて理由を書く |