朝会〜本日の作業計画
概要
- 日程: Day 12 / セッション 1
- 時間: [9:30-9:40]
- 形式: 演習
- ゴール: かんばんを見ながら、本日の各自の作業予定を1人1分以内で共有できる
- 学習形式: グループワーク
導入(1分)
実装2日目の朝です。朝会は10分。1日の方向を全員で合わせる、出発前の点呼です。
飛行機のパイロットは毎回フライト前にチェックリストを読み合わせます。ベテランでも省略しません。短い確認が、長い1日の事故を防ぐからです。
進め方(9分)
- 昨日の「困っていること」の確認から始める(2分)
- 昨日の終会で挙がった困りごとが解決したかを最初に確認する
- 未解決なら「誰がいつ助けるか」を今ここで決める
- かんばんの前で1人1分の共有(人数×1分)
- 昨日やったこと(Doneにしたタスク)
- 今日やること(かんばんのどのタスクをDoingにするか)
- 困っていること・不安なこと
- 今日の作業の重なりを確認する(2分)
- 同じファイル・同じ画面を触る人がいないか
- 重なる場合は順番か分担をその場で決める
共有の例です。「昨日は会員一覧の表示をDoneにしました。今日は会員登録機能をDoingにします。登録後の画面遷移の仕様が自信ないので、画面遷移図を一緒に見てほしいです」。
ここがポイント
- 朝会の最初は必ず「昨日の困りごとは解決したか」から。やりっぱなしにしない
- 「今日やること」はかんばんのタスク名で言う。タスクにないことをやるなら、先にTodoへ追加する
- 10分で打ち切る。長くなる話は朝会後に関係者だけで
コラム
朝会で「昨日・今日・困りごと」の3点を聞く形式は、世界中のスクラムチームで使われてきた定番です。ある調査では、朝会が長引く一番の原因は「問題の相談を始めてしまうこと」でした。そこで生まれた合言葉が「Take it offline(その話は後で別途)」。会議を短く保つ技術は、それ自体が立派な社会人基礎力です。
🔄 振り返りチェック
以下の問いに答えられるか確認してみましょう:
- 朝会の最初に確認することは何ですか?
- 自分が今日Doingにするタスクはどれですか?
- 今日、作業が重なりそうなメンバーはいますか?
答えに自信がない場合は、該当部分を読み返すか、AIに質問してみてください。
学習ガイド
このセクションは、受講者が理解を深めることをサポートする参考情報です。
想定される質問と回答例
| 質問 | ヒント |
|---|---|
| 昨日の続きしかやることがないが報告は必要? | 必要。「同じタスクの続き」も立派な共有。どこまで進んでいて今日どこまで行くかを言う |
| 朝会の司会は誰がやる? | チーム計画書の役割分担に従う。日替わり当番制にしてもよい |
| かんばんにないことをやりたくなったら? | まずTodoにカードを追加してチームに見える化する。黙って始めない |
つまずきやすいポイント
| つまずきポイント | ヒント |
|---|---|
| 報告がきのうの繰り返しで進捗が見えない | 2日続けて同じタスクがDoingなら危険信号。タスクを分割するか助けを入れる |
| 朝会が雑談や議論で15分を超える | 司会がタイムキーパーを兼ねる。「その話は朝会後に」と言う勇気を持つ |
| 困りごとを言うタイミングを逃す | 朝会・終会は毎日2回ある。次の定点まで抱え込まず、詰まったらその場でチームに声をかけてよい |