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画面遷移図の作成

概要

  • 日程: Day 6 / セッション 2
  • 時間: 09:55-11:00(65分)
  • 形式: 実習
  • ゴール: 画面一覧のすべての画面を含む画面遷移図を時間内に作成し、ペルソナの動線(CJM To-Be版)と一致していることを確認できる
  • 学習形式: ハンズオン実習(AIサポートあり)

導入(5分)

直前セッションで書き方を学びました。今度は自チームの画面遷移図を作ります。

問いかけ: ペルソナがあなたのサービスで一番達成したいゴールは何ですか?そのゴールに何クリックで到達できますか?

ゴールまでの最短経路を、CJM To-Be版と突き合わせながら描いていきます。

このセッションの進め方:

  1. 開始画面と主要動線を全員で書く(20分)
  2. 残りの画面を組み込む(25分)
  3. CJM突き合わせとAIレビュー(15分)

本編(10分)

1. 画面遷移図の組み立て手順

順番が大事です。

  1. 開始ノードを置く: 「初回訪問ユーザ」と「ログイン済みユーザ」の2系統が一般的
  2. 主要動線を1本通す: ペルソナのメインゴールまでの道
  3. 派生動線を足す: メインから外れた場合の遷移
  4. 共通画面を組み込む: ログイン、エラー、404、利用規約
  5. 行き止まりチェック: すべての画面から戻れるか

コード例: 主要動線の骨格

flowchart TD Start(["初回訪問"]) --> Top["S-001
トップ画面"] Top --|サービス内容を見る|--> About["S-002
サービス紹介"] Top --|新規登録|--> Signup["S-010
会員登録"] Top --|ログイン|--> Login["S-011
ログイン"] Signup --|登録完了|--> Home["S-100
マイページ"] Login --|認証成功|--> Home Home -- "予約する" --> Form["S-101
予約フォーム"] Form -- "確認" --> Conf["S-102
予約確認"] Conf -- "確定" --> Done["S-103
予約完了"] Done -- "マイページへ" --> Home

これに派生(キャンセル、変更、参照、ログアウト等)を足していきます。

2. 忘れがちな画面チェックリスト

  • ログイン画面
  • ログアウト後画面
  • パスワード再設定画面
  • 404 Not Found 画面
  • 500 サーバエラー画面
  • メンテナンス中画面
  • 利用規約・プライバシーポリシー画面
  • お問い合わせ画面
  • 確認モーダル(削除前など)

ここがポイント

画面遷移図を「機能カテゴリごとに分割」してもよい。例えば「会員系」「予約系」「管理者系」と3枚に分けると見やすい。ただし画面IDは全体で一意にする。

コラム: 「最短経路」は本当に正解か

ペルソナがゴールに最短で到達できることは大事です。でも常に最短がベストとは限りません。例えば決済画面は「あえて確認ステップを挟む」ことで安心感を与え、離脱を防ぎます。逆に検索結果から商品詳細への遷移は1クリックが理想。ペルソナの感情で判断します。CJMの「感情曲線」を見ながら、不安な箇所には確認を、ワクワクの箇所にはスピードを。

💬 AIに聞いてみよう

  • 「以下の画面遷移図を見て、行き止まり画面・到達不能画面・忘れがちな画面を指摘してください。[Mermaid貼付]」
  • 「ペルソナ[Day3成果物]がゴール[CJM To-Be最終地点]に到達するまでの最短経路を、この画面遷移図でトレースしてください」
  • 「ログイン状態と非ログイン状態で見える画面が混在しています。どう整理すべきですか?」

実習・演習(45分)

課題

画面一覧のすべての画面を含む画面遷移図を作成し、CJM To-Be版との整合性を確認する。

進め方

  1. 開始ノードと主要動線(20分)

    • 全員でホワイトボードまたは共有エディタに描く
    • ペルソナのメインゴールまでを1本通す
    • 各遷移にボタン名・操作名のラベル
  2. 派生動線・共通画面の追加(15分)

    • 画面一覧と突き合わせて、登場していない画面を追加
    • 忘れがちな画面チェックリストを確認
    • 分担してもよい(カテゴリ別)
  3. CJM突き合わせ(5分)

    • CJM To-Be版を画面の横に並べる
    • ペルソナの各ステップに対応する画面があるか確認
  4. AIレビュー(5分)

    • 完成した画面遷移図をAIに貼り付け
    • 漏れ・行き止まり・到達不能を指摘してもらう

成果物

  • 画面遷移図(Mermaid記法)
  • 必要に応じてカテゴリ別に複数ファイル

ヒント

  • ノードが多すぎたら、サブシステム(会員系・予約系等)に分割
  • 共通レイアウト(ヘッダーのリンク等)は別途まとめて記述
  • 認証要否(ログイン必須/不要)を色やコメントで示すと分かりやすい

まとめ(5分)

次セッションでは、この画面遷移図を入力に画面仕様書を作り、外部設計書として完成させます。

🔄 振り返りチェック

  • 画面一覧のすべての画面が遷移図に登場している
  • 行き止まり画面・到達不能画面がない
  • 各遷移にラベル(ボタン名等)がある
  • CJM To-Be版とペルソナの動線が一致している
  • AIに1回以上レビューしてもらった

補足資料

  • 入力: 画面一覧(Day5 Session3)、CJM To-Be版(Day3)
  • 出力: 画面遷移図(次セッションの入力)

学習ガイド

想定される質問と回答例

質問 ヒント
画面が30以上あって1枚に収まらない カテゴリ別に分割。サブシステム間の遷移は「→ 会員系へ」のように示す
戻るボタンも矢印で書く? 主要な戻る導線は書く。全画面共通の「ブラウザ戻る」は書かない
認証必須画面と非ログイン画面が混ざる 色分けや別レイヤーで区別。または「ログイン前」「ログイン後」で図を分ける
モーダルダイアログ(確認ダイアログ)は? 画面として独立させる。例: 「S-104 キャンセル確認ダイアログ」
動的に変わる画面(タブ切り替え等)は? URLが変わるなら別画面、変わらないなら同一画面の状態として扱う

つまずきやすいポイント

つまずきポイント ヒント
画面一覧と遷移図の不一致 必ず突き合わせる。一覧にあるが遷移図にない画面 = 到達不能の疑い
矢印の交差が多くて読めない レイアウトを工夫。flowchart TD(縦)とLR(横)を試して見やすい方を採用
認証チェックの分岐を書き忘れる ログイン画面からの「成功」「失敗」「初回」を必ず描く
ペルソナ無視で全機能を網羅しようとする メインゴールから書き、派生を足す順序を守る
完璧主義で時間切れ まず動線を通す。詳細はチームで分担して足す
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