Day 5 - 本日のサマリー: 情報の「状態の変化」から画面と機能を導く日
概要
- 日程: Day 5
- 本日のゴール: 情報モデルの状態遷移(CRUD)から、必要な画面と機能を漏れなく洗い出せる
- 対応する到達目標: No.4
- 本日の成果物: 情報の状態遷移図、画面一覧、機能一覧
今日の航海図(なぜ・なにを・どこへ)
今日から企画フェーズを抜けて設計フェーズに入る。本研修の設計の核心は「情報を状態遷移させるのが機能であり画面になる」。昨日定義した情報モデルの一つひとつにCRUD(生成・参照・更新・削除)を当て、状態の遷移を図にする。その遷移1つひとつに対応する画面と機能を洗い出せば、必要なものが漏れなく見える。明日の画面遷移図・画面仕様書の入力になる。
今日の流れ
| 時間 | セッション | 形式 | このセッションで手に入るもの |
|---|---|---|---|
| 09:30-10:00 | 外部設計とは〜情報の状態遷移とCRUD | 座学 | 外部設計の目的、状態遷移とCRUDの関係 |
| 10:00-11:00 | 情報の状態遷移図の作成 | 実習 | 各情報モデルの状態遷移図 |
| 11:00-11:10 | 休憩 | - | - |
| 11:10-12:40 | 画面一覧・機能一覧の作成 | 実習 | 画面一覧、機能一覧(チーム読み合わせ済み) |
「概念→1つで全員練習→分担して全モデル」の流れ。最後に必ずチーム内で読み合わせる。
今日の成果物
夕方に手元にあるのは、各情報モデルの状態遷移図と、それから導かれた画面一覧・機能一覧。
[状態遷移図(予約情報の例)]
[*] → 仮予約 → 確定 → 利用済み → [*]
↓
キャンセル → [*]
[画面一覧]
S001 予約一覧画面(R)
S002 予約登録画面(C)
S003 予約詳細画面(R/U/D)
…
[機能一覧]
F001 予約登録(C)
F002 予約一覧表示(R)
F003 予約変更(U)
F004 予約キャンセル(D)
…
状態遷移1つひとつに対応する機能・画面があるかをチームで突き合わせる。
今日のつまずきポイント
- 「機能」と「画面」の区別が曖昧:機能は「操作」、画面は「操作する場所」。1つの画面に複数の機能があってよい。
- 状態が動詞になってしまう:「予約する」ではなく「予約済み」。動詞は遷移のラベル側。
- 初期状態・終了状態を書き忘れる:必ず
[*]を使う。書き忘れると次工程で漏れる。 - 状態遷移を見ずに画面を考える:必ず遷移図に戻る。「この画面はどの遷移を扱う?」に全画面で答えられること。
- Rの画面を忘れる:「ユーザはこの情報をどこで見る?」を全情報モデルで問う。
- 完璧を目指して時間切れ:まず全モデル一周。詳細は次セッションでも修正できる。
最初の1つは全員で書いて感覚を揃え、そこから分担する。1人で抱え込まない。
今日のAIの使いどころ
- 状態遷移図で:1つ書けたらAIに見せ、「この情報モデルで、考慮漏れの状態や遷移はないか?削除されない情報は本当に削除不要か」と聞く。観点を補完してもらう。
- 画面・機能一覧で:「この情報モデル群に対するCRUDで、必要な画面と機能を一覧化して」と依頼し、自分たちの一覧と突き合わせる。
まず自分で状態遷移を書く → AIには「観点の追加」を任せる。AIは判断を出さない。最終判断はチームが行う。