Day 3 - 本日のサマリー: 「誰のために作るか」を顔の見える形にする日
概要
- 日程: Day 3
- 本日のゴール: ペルソナを定義し、カスタマージャーニーマップ(As-Is版・To-Be版)を時間内に作成できる
- 対応する到達目標: No.2
- 本日の成果物: ペルソナのプロフィール1枚、カスタマージャーニーマップ2枚(As-Is版、To-Be版)
今日の航海図(なぜ・なにを・どこへ)
昨日決めた開発テーマには、まだ「誰が使うのか」がいない。今日は曖昧な「ユーザ」を、名前・年齢・生活・悩みまで持つ1人の人物(ペルソナ)に変える。そのうえで、その人物が今どう困っているか(As-Is)と、自分たちのシステムでどう変わるか(To-Be)を時系列の旅として描く。明日以降の情報設計はすべて「この人のため」に行う。
今日の流れ
| 時間 | セッション | 形式 | このセッションで手に入るもの |
|---|---|---|---|
| 09:30-10:00 | ペルソナとカスタマージャーニーマップ | 座学 | ペルソナ・CJM(As-Is/To-Be)の定義と違い |
| 10:00-11:00 | ペルソナのプロフィール作成 | 実習 | 10項目以上の属性を持つペルソナ1人 |
| 11:00-11:10 | 休憩 | - | - |
| 11:10-12:40 | CJMの作成(As-Is版・To-Be版) | 実習 | CJM 2枚、チーム間相互発表 |
午前は「概念→ペルソナ作成」、午後は90分連続でCJM 2枚に集中する。
今日の成果物
夕方に手元にあるのは、ペルソナ1人とCJM 2枚(As-Is/To-Be)。
[ペルソナ]
名前: 田中健 42歳 男性
仕事: 製造業勤務、係長
家族: 妻と中学生2人
最近の悩み: 健康診断で要再検査、運動不足
価値観: 家族との時間優先
インターネット: スマホ中心、PCは仕事のみ
…(10項目以上)
[CJM As-Is版] 認知 → 検討 → 利用 → 継続
行動/思考/感情/ペイン(最大ペイン1つを強調)
[CJM To-Be版] 認知 → 検討 → 利用 → 継続
自社システムによる変化/最大ゲイン1つを強調
完成したらチーム間で相互発表する。
今日のつまずきポイント
- ペルソナが「自分」になってしまう:自分はバイアスが強い。あえて性別・年齢を変える。
- ペルソナが抽象的(「健康に関心のある人」):固有名詞・年齢・職業まで具体化する。
- As-Isでサービス前提の行動を書く:「自社アプリで…」と書いたらAs-Is違反。手書きやExcel等の代替手段を描く。
- To-Beが理想論で実装不能:Day10〜17の実装期間で作れる範囲に留める。魔法を使わない。
- 時間が足りずTo-Beが粗くなる:As-Isの完成度を下げてでもTo-Beを完成させる(To-Beが製品設計の入力)。
ペルソナがリアルでない感じがしても、明日以降の作業で違和感に気づければ修正できる。完璧主義にならない。
今日のAIの使いどころ
- ペルソナ作成で:AIにペルソナを演じてもらい、「なぜ?」「具体的には?」「いつから?」と畳みかけてインタビューする。属性を10項目以上深掘りできる。
- CJMで意見が割れたら:「鈴木さん(ペルソナ名)ならどう感じるか?」とAIに問う。ペルソナに戻ることで判断軸が揃う。
まず自分たちで田中健さんの輪郭を描く → AIには「演じる役」「視点を増やす役」を任せる。AIの提案がどれも似てきたら「年齢・性別・職業をバラけさせて」と明示的に指示する。