📖 テーマ設定
🔊 音声設定
1.2
1.0
1.0
▶️ 再生コントロール
🎵 BGM設定
0.3
🔔 効果音設定
0.3

成果発表会〜チームプレゼンと質疑応答

概要

  • 日程: Day 21 / セッション 2
  • 時間: 09:50-11:00(70分)
  • 形式: 演習(プレゼンテーション)
  • ゴール:
    • 行動: チームで製品の紹介プレゼンを行い、質疑応答に準備した回答で対応する
    • 条件: 制限時間内に、ホールパート法を意識して
    • 基準: 制限時間内に収まり、伝えたいこと(誰の・何が・どう変わる)が聴衆に伝わる
  • 学習形式: プレゼンテーション(話す&行う)

導入(5分)

22日間の集大成です。

最初のDay1の朝、皆さんは「これから何が始まるのか」全くわかっていませんでした。今、皆さんは自分たちで企画し、設計し、実装した製品を持ってここに立っています。これは決して当たり前のことではありません。

このセッションでは、その製品の価値を伝えることに全力を注ぎます。よく覚えておいてください。作っただけでは伝わらない。伝えて初めて、製品は世の中に存在することになります。

ホールパート法を思い出してください。「全体→部分→全体」。最初に「誰の・何が・どう変わる」を1文で言い、本編で詳細を見せ、最後にもう一度「誰の・何が・どう変わる」で締めます。

本編(10分)

1. ホールパート法の最終おさらい

flowchart LR A["ホール#quot;全体#quot;
伝えたいこと"] --> B["パート#quot;部分#quot;
詳細・デモ"] B --> C["ホール#quot;全体#quot;
伝えたいこと再掲"]
  • ホール(最初): キャッチフレーズと「誰の・何が・どう変わる」
  • パート: ペルソナ→課題→解決アプローチ→デモ
  • ホール(最後): もう一度伝えたいこと、今後の展望

聴衆は最後の一言を最も覚えています。最後の20秒に最大の力を込めましょう。

2. デモを「価値の証拠」として見せる

デモは「機能の紹介」ではありません。「ペルソナの課題が解決される瞬間」を見せる時間です。

[NG例] 機能の紹介
  「ログイン画面はこちらです。」
  「次が検索画面です。フィルターが3つあります。」
  「予約画面では時間を選びます。」
  
[OK例] 価値の証拠
  「ペルソナの田中さんが、移動中の3分でランチを予約します。」
  「ID入力1回、検索1回、予約1タップ。ここが私たちの価値です。」
  「これまで5分かかっていた予約が、20秒で終わります。」

ここがポイント

デモの解説は「ペルソナの一人称」で語ります。「○○機能を使うと」ではなく、「田中さんが○○を解決するとき」と言います。

コラム

スティーブ・ジョブズはiPhone初代発表で、「3つの製品を発表します」と切り出しました。「ワイドスクリーンiPod、革命的な電話、そしてインターネット通信機」。
聴衆が「3つだ」と思った瞬間に「これは1つの製品です。iPhoneです」と種明かし。
彼が最初に言ったのは機能名ではなく「価値の塊」です。皆さんも「機能の羅列」ではなく「価値の宣言」から始めてください。

3. 質疑応答の作法

質疑応答は「贈り物」です。質問してくれる人は、皆さんの発表に興味を持ってくれた人。批判ではなく関心です。

質疑の3ステップ:

ステップ やること
1. 受け止める 「ご質問ありがとうございます」で間をつくる
2. 確認する 「○○というご質問でよろしいですか」で誤解を防ぐ
3. 答える 結論→理由→(必要なら)具体例 の順

わからない質問への答え方:

  • 「現時点ではそこまで検討できていません。○○の観点で今後深めたいです」
  • 知ったかぶり厳禁。誠実な「わかりません」は信頼を増やします

💬 AIに聞いてみよう

このセッションは発表本番のためAIとの対話は最小限。事前準備として:

  • 「デモの解説をペルソナ一人称で書き換える例を3つ作って」
  • 「想定外の鋭い質問への定型応答パターンを3つ教えて」

実習・演習

演習: 成果発表会本番(55分)

時間配分(4チーム想定・1チーム約12分の例):

時間 内容
09:55-10:00 開会・進行説明
10:00-10:12 第1チーム 発表+質疑
10:12-10:24 第2チーム 発表+質疑
10:24-10:36 第3チーム 発表+質疑
10:36-10:48 第4チーム 発表+質疑
10:48-11:00 進行余裕・移行

発表者の動き:

  • 始まりの挨拶と「伝えたいこと」を必ず最初に
  • スライドではなく聴衆を見る(特に通路側の人)
  • マイクは口から拳1つ分離す
  • デモが詰まったら2秒でPlan Bに切替

聴衆チームの動き:

  • 発表中はメモを取る
  • 「いいな」と思った演出を1つ記録
  • 質疑で必ず1問は質問(自チームの番が終わったあとも)

まとめ(5分)

このセッションでは、皆さんが作ったものを世に出した瞬間を体験しました。

体験したこと 一言要約
ホールパート法 全体→部分→全体、最後の20秒が最重要
デモの語り方 ペルソナの一人称で「価値の証拠」を見せる
質疑応答 受け止める→確認→結論→理由の順

少し休憩を取って、午後はライトニングトーク。次は個人発表です。今度はチームの陰に隠れず、あなた自身の22日間を語ります。

🔄 振り返りチェック

  • ホールパート法の3つの要素を言えますか?
  • デモを語る時の「主語」は何ですか?
  • 質疑応答の3ステップは何ですか?
  • 「わからない質問」が来たらどう答えますか?

補足資料

  • 参考動画
    • iPhone初代発表(2007年・スティーブ・ジョブズ)
  • 発展課題
    • 他チーム発表の中で「最も価値が伝わった瞬間」を1つメモする
    • 自チームの発表録画を見返して、改善点を3つメモする

学習ガイド

想定される質問と回答例

質問 ヒント
想定外の質問が来た 受け止める→確認→「現時点では検討中です」と誠実に答える
デモが完全に止まった 2秒で諦めてPlan Bへ。「動画でご覧ください」と落ち着いて宣言
時間が足りそうにない 「削る」順番を思い出す。中盤の細部から削る
緊張で頭が真っ白になった 深呼吸1回。スライドに書いてある最初の単語を音読する

つまずきやすいポイント

つまずきポイント ヒント
スライドを読み上げてしまう スライドは「見せるもの」。話すのは自分の言葉
機能の説明ばかりになる 「ペルソナが何を得るか」で語り直す。価値の証拠を見せる
質疑で完璧に答えようとして長くなる 結論先・短く・具体例は1つで十分
他チームの発表時に上の空 自分たちの発表は終わっていない。次は自分の質問・拍手・学習の時間
読み上げを開始します...

AIに質問する