📖 テーマ設定
🔊 音声設定
1.2
1.0
1.0
▶️ 再生コントロール
🎵 BGM設定
0.3
🔔 効果音設定
0.3

中間発表〜進捗報告と課題共有

概要

  • 日程: Day 14 / セッション 03
  • 時間: [11:10-12:20](70分)
  • 形式: 演習(プレゼンテーション、AIディスカッション)
  • ゴール: チームごとに進捗とデモを発表し、他チームから課題への助言を1件以上得られる
    • 行動: チーム発表(5分発表+3分質疑想定)と、他チームへの質問(1人最低1つ)を行う
    • 条件: 全チームの発表を聞き、各発表で1問以上質問する
    • 基準: 自チームのフィードバックメモに、助言・質問・気づきが合計5件以上記録される
  • 学習形式: プレゼンテーション、AIディスカッション

導入(5分)

ここからが本番です。でも、発表する側だけが本番なのではありません。聞く側こそが本番です

中間発表のルールはたった一つ。他チームの発表ごとに、最低1つは質問する。これを全員で守ります。なぜか。質問のない発表会は、フィードバックゼロの空気の発表会になり、誰の役にも立たないからです。

「批判」をするわけではありません。「興味」「学び」「提案」のどれかで質問する。これを意識してください。発表する側は緊張しているので、優しい言葉で。でも、中身は遠慮しないでください。

本編(30分相当)

1. 発表の進め方とタイムテーブル

中間発表は短時間で全チームが回る形式で進めます。

flowchart LR A["チーム1: 発表5分+質疑3分"] --> B["チーム2: 発表5分+質疑3分"] B --> C["..."] C --> D["全チーム終了後: AIへの相談タイム10分"]

発表中はタイマーを表示。時間オーバーしたら司会がストップ。これは練習でもあります。本番(Day21)の発表は時間厳守。Day14で慣れておきます。

コード例・実例

発表時の話し方テンプレート(5分版)

【0:00-0:30】表紙とチーム紹介
「チーム〇〇です。テーマは『〇〇』。
 ペルソナは〇〇さん(年齢・職業)の〇〇という課題を解決します。」

【0:30-1:30】ペルソナと課題(再確認)
「ペルソナは〜です。As-Is版CJMの〇〇のシーンで〇〇に困っています。
 私たちのシステムでこれが〇〇に変わります。」

【1:30-2:30】進捗(数字で)
「WBSタスク 24/30 完了(80%)。
 動作する画面は 6/8。残りは〇〇画面と〇〇画面です。」

【2:30-4:00】デモ
「実際にお見せします。〇〇画面でログインして〜(操作)〜
 こうして〇〇が表示されます。」

【4:00-5:00】課題と相談事項
「2点相談させてください。
 1つ目は〇〇。2つ目は〇〇。アドバイスをいただけると助かります。」

ここがポイント

時間配分を意識して、デモに最も時間を使う(90秒)。スライドだけで終わる発表は印象に残りません。「動いているもの」を見せるのが中間発表の主役です。

コラム

オープンソースの世界には「ピアレビュー文化」という強力な仕組みがあります。LinuxカーネルでもPythonでも、コードは必ず誰かのレビューを通します。レビューは「人を批判する」のではなく「コードを良くする」ためにある。中間発表の質疑も同じ精神です。「あなたの発表」ではなく「このプロダクトをどう良くできるか」を全員で考える。これがピアレビュー文化です。

2. 質問の3類型〜興味・学び・提案

「質問しろと言われても、何を聞けばいいか分からない」。よくある声です。質問は3つのパターンに分けられます。

類型 質問の例 効果
興味 「なぜそのペルソナを選んだのですか?」 発表者の意図を引き出す
学び 「このデモで使っているライブラリは何ですか?」 自チームに転用できる技術を得る
提案 「〇〇画面はもっとシンプルにできそうですが、どうでしょう?」 改善のヒントを提供する

3類型のどれかなら、必ず1問は出せます。「全く何も思いつかない」は、ちゃんと聞けていない証拠です。

ここがポイント

質問する前に「自分はこの発表で何を学んだか」を一瞬で振り返ると、自然に問いが浮かびます。「学びゼロ」だったら、それ自体が質問のヒント(「どこに最も時間をかけましたか?」など)になります。

3. フィードバックメモの取り方

聞きっぱなしでは何も残りません。発表中・質疑中にメモを取ります。

# Day14 中間発表 フィードバックメモ

## 自チームへの質問・指摘
| 質問者 | 内容 | 自チームの対応案 |
|--------|------|----------------|
| チーム2 | 〇〇画面のレスポンス時間は? | キャッシュ導入を検討 |
| 講師 | ペルソナのスマホ利用前提では? | レスポンシブ対応をタスク化 |

## 他チームの発表から得たアイデア
| チーム | 学び・転用案 |
|--------|-------------|
| チーム3 | デモ動画を埋め込む手法は自チームでも使える |
| チーム5 | エラー画面の文言が親切。参考にする |

## 残課題(次セッションでタスク化する候補)
- [ ] レスポンシブ対応
- [ ] エラー文言の見直し
- [ ] キャッシュ導入の調査

💬 AIに聞いてみよう

全チームの発表が終わったらAI相談タイム。発表メモを貼り付けて聞いてみてください。

  • 「以下のフィードバックを優先度順に並べて理由も教えて:(メモ貼り付け)」
  • 「以下の質問への回答案を3パターン考えて:(質問貼り付け)」
  • 「他チームのデモアイデアで自チームに使えそうなものを抽出して」

実習・演習(実時間で実施)

課題

  1. チームで中間発表を行う(5分発表+3分質疑想定)
  2. 他チームの発表を聞きながらフィードバックメモを取る
  3. 他チームの発表ごとに最低1問質問する
  4. 全チーム終了後、AIにメモを見せて優先度を相談する

成果物

  • 自チームの発表記録(録画/録音/メモ)
  • フィードバックメモ(質問・指摘・アイデア・転用案、合計5件以上)

ヒント

  • 質問が思いつかなければ「3類型のどれか」を念頭に置く
  • メモは完全な文章でなくキーワードで十分
  • 他チームへの質問は「興味」から入ると安全

まとめ(5分)

発表は「フィードバックをもらう場」。聞き手は質問を最低1つする。質問は「興味・学び・提案」の3類型から選べばOK。メモは構造化して残す。次のセッションで、もらったフィードバックをタスクに変換します。

🔄 振り返りチェック

  • 全チームの発表ごとに質問しましたか?
  • フィードバックメモは構造化(質問/学び/アイデア)して書けましたか?
  • 自チームへのフィードバックを5件以上集められましたか?

補足資料

  • 参考: 「クリティカル・シンキング」の質問テンプレート(事実か意見か/前提は?/反例は?)
  • 発展課題: 自チームの発表動画をAIに見せて「もっと伝わる構成」を提案させる

学習ガイド

想定される質問と回答例

質問 回答例
質問が攻撃的に聞こえないか不安 「教えてください」「もし〇〇なら?」のクッション言葉を使う。意図は「良くしたい」
自分の発表が時間オーバーしそう デモを短くする(最重要画面のみ)。スライドを削るより削りやすい
厳しいフィードバックが来たら? 「ありがとうございます、検討します」と受け止める。その場で反論しない。メモする

つまずきやすいポイント

つまずきポイント ヒント
発表中に時間配分が崩れる タイマーを発表者の手元にも置く。1分超過で次パートへ
メモを取るのに必死で聞けない キーワードのみメモ。詳細はあとでAIに整理してもらう
デモが動かない スクショ/動画で代替。「動かない原因」自体を相談事項にしてOK
読み上げを開始します...

AIに質問する