終会〜中間発表に向けた準備確認
概要
- 日程: Day 13 / セッション 3
- 時間: [12:20-12:40]
- 形式: 演習
- ゴール: 中間発表で報告する内容(進捗・デモ・課題)の分担を決められる
- 学習形式: グループワーク(話す&行う)
導入(3分)
明日はいよいよ中間発表です。今日のレビューと修正、お疲れさまでした。
中間発表は「成果のお披露目」ではなく「フィードバックをもらうチャンス」です。完成度を競う場ではありません。今動いているものを正直に見せて、他チームや講師から助言をもらうための場です。
20分の終会で、明日の役割分担と動作確認を終わらせます。
「動くもの」を最低1つはデモできる状態で帰る。
これだけは死守します。
本編(10分)
1. 中間発表で報告する3点
中間発表の構成はシンプルです。3点だけ用意します。
数字で"] --> B["2. デモ
動くものを操作"] B --> C["3. 課題と相談
具体的に質問"]
進捗報告は感覚語ではなく数字。「順調」ではなく「全15タスク中10完了、3進行中、2未着手」。
デモは1つで十分。完璧でなくてよく、操作の途中で固まっても「現時点ではここまで」と説明すればOK。
課題と相談は、明日もらいたいフィードバックを具体的にリクエストする箇所。「全体的にアドバイスください」では何も返ってきません。
コード例・実例
明日の発表台本テンプレート。
【進捗報告 (1分)】
- 全15タスク中: Done 10 / Doing 3 / Todo 2
- 設計書変更: 3件(パスワード確認入力欄追加など)
- 中間発表必達ライン: ログイン → 一覧表示 → 登録 → 一覧反映、すべて達成。
【デモ (2分)】
- 操作: ログイン → 会員一覧 → 新規登録 → 一覧で確認
- 担当: Aさんが操作、Bさんが説明
【課題と相談 (1分)】
- 課題1: 重複チェック処理が遅い(1秒以上かかる)
- 相談: 検索インデックスの貼り方について助言ほしい
- 課題2: 退会機能の論理削除と物理削除、どちらにすべきか
- 相談: 一般的な判断基準を教えてほしい
ここがポイント
- 進捗は数字で(感覚語禁止)
- デモは1つ動けばOK(完璧を求めない)
- 課題は「相談したいこと」を具体的に書く
コラム
研究発表でも「Future Work(今後の課題)」を最後に必ず書く慣習があります。「ここまでやった、ここから先は協力者を募りたい」という姿勢が、人を引き寄せます。中間発表の「課題と相談」も同じです。完璧な状態を見せると「もう完成ね」で終わりますが、課題を出すと議論が始まります。議論が始まれば学びが生まれます。
2. 役割分担とチェックリスト
明日の中間発表の役割を分担します。
進捗報告と説明"] A --> C["操作する人
デモを実演"] A --> D["質疑応答対応
質問を受ける"] A --> E["記録係
もらったFBをメモ"]
1人が複数役を兼ねてOK。ただし「操作する人」と「話す人」は分けたほうが安全です。両方やると操作ミスが増えます。
コード例・実例
中間発表チェックリスト。
【発表前日(今日)】
- [ ] デモ機能が動く(朝会で決めた必達ラインすべて)
- [ ] デモ手順を紙にメモした
- [ ] 進捗の数字を出した
- [ ] 課題と相談を3件以下に絞った
- [ ] 発表役割分担が決まっている
- [ ] 通しリハを1回した
【発表当日朝】
- [ ] デモ機能が今朝も動く(昨日壊していない)
- [ ] プロジェクタ・画面共有の準備
- [ ] バックアップ(動画 or スクリーンショット)
「今日も動くか」を当日朝に必ず確認します。前日動いて当日壊れていることはよくあります。
ここがポイント
- 役割を明確に(兼任OKだが操作と説明は分ける)
- チェックリストで「やったつもり」を防ぐ
- バックアップ(動画/スクリーンショット)を用意
コラム
舞台演劇では「ゲネプロ」と呼ばれる本番直前の通しリハーサルが必ず行われます。衣装も照明も本番と同じにして1度通す、というやつです。バグや事故はゲネプロで発見し、本番では出ないようにします。皆さんの「通しリハ1回」も同じ精神です。本番で初めて操作するのは、舞台でぶっつけ本番をやるのと同じです。
💬 AIに聞いてみよう
中間発表の準備で迷ったら。
- 「中間発表の進捗報告で使えるフレーズ集を作って」
- 「デモ中に固まったときの自然なリカバリ方法は?」
- 「課題を相談形式に言い換えるコツを教えて」
実習・演習(5分)
課題
司会1名・書記1名を決めて、明日の中間発表準備を終わらせてください。
- 必達ラインの最終動作確認(2分)
- チーム全員で1回通し操作
- 役割分担の決定(1分)
- 話す人・操作する人・質疑応答・記録
- チェックリストで確認(1分)
- 前日にやることが全部終わっているか
- 課題と相談の3件決定(1分)
成果物
- 動作確認済みの必達機能
- 役割分担表
- チェックリスト
- 課題と相談3件のメモ
まとめ(2分)
今回学んだことを一言でまとめると「明日は完璧でなくていい。動くもの1つと正直な課題を持って行く」です。
- 進捗は数字、デモは1つ、課題は3つに絞る
- 役割を分担し、当日朝も動作確認
- バックアップ(動画/スクショ)を用意
明日は完璧を見せる日ではなく、フィードバックをもらう日です。胸を張っていきましょう。
🔄 振り返りチェック
- 中間発表で報告する3点は?
- 進捗報告で「順調」と言ってはいけない理由は?
- 当日朝に確認すべきことは?
補足資料
- 参考リンク: 自チームのかんばん、デモシナリオメモ
- 発展課題: 想定質問を5つ挙げ、回答を1行でメモしておく
学習ガイド
このセクションは、受講者が理解を深めることをサポートする参考情報です。
想定される質問と回答例
| 質問 | ヒント |
|---|---|
| デモが動かなかったらどうする? | バックアップ(録画動画 or スクショ)を準備。動かない理由を正直に説明する練習も |
| 進捗が予定より遅れていて報告しづらい | 遅れも数字で正直に。明日に向けた対策を添えれば前向きな報告になる |
| 課題を出すと評価が下がりそう | 課題ゼロのほうが心配される。研修中の中間発表は「相談する場」 |
| 役割分担で操作担当を引き受けたくない | 練習回数で克服。1人で5回通し操作する自信ができたら本番でも動ける |
つまずきやすいポイント
| つまずきポイント | ヒント |
|---|---|
| 通しリハをせずに本番を迎える | 終会の最後5分で必ず1回通す。時間を理由にスキップしない |
| デモシナリオが文書化されていない | 操作手順を箇条書きで紙にメモする。記憶頼りは危険 |
| 当日朝の動作確認を忘れる | チェックリストに「当日朝」項目を必ず入れる |
| 課題が抽象的(「全体的に未完成」) | 「○○の処理速度」のように具体的な現象に置き換える |