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朝会〜本日の作業計画

概要

  • 日程: Day 13 / セッション 1
  • 時間: [9:30-9:40]
  • 形式: 演習
  • ゴール: 本日の作業予定とレビューの時間配分をチームで合意できる
  • 学習形式: グループワーク

導入(2分)

おはようございます。実装3日目、そして明日は中間発表です。

今日のキーワードは「チームコードレビュー」と「中間発表準備」です。実装の手を一旦止めて、書いたコードをチームで見せ合います。レビューは時間を食うので、今日の時間配分を朝会で必ず決めます。

明日に「動くもの」を最低1つは見せる必要があります。今日の終わりまでに何が動いている状態を作るか、ここで合意します。

本編(6分)

1. 今日の時間配分〜レビューと残実装のバランス

実装スプリント時間は2時間40分(途中休憩あり)。これをどう使うかを決めます。

flowchart LR A["スプリント
2時間40分"] --> B["セルフレビュー準備
20分"] B --> C["相互レビュー
80分"] C --> D["修正・残実装
50分"] D --> E["明日のデモ確認
10分"]

レビュー枠を「先取り」で確保するのがコツです。実装に夢中になるとレビューは後回しになり、結局やらずに発表当日を迎えがちです。

コード例・実例

朝会で決める時間配分テンプレート。

【本日の時間配分】
- 9:40-10:00 セルフレビュー準備 (各自、自分のコードと設計書の対応を整理)
- 10:00-11:00 相互レビュー前半 (Aさん→Bさん、Cさん→Dさん)
- 11:10-11:30 相互レビュー後半 (Bさん→Aさん、Dさん→Cさん)
- 11:30-12:10 指摘事項の修正と残実装
- 12:10-12:20 明日のデモシナリオ通し確認

【レビュー対象】
- Aさん: 会員登録機能
- Bさん: 会員一覧機能
- Cさん: ログイン機能
- Dさん: 共通コンポーネント

時間と対象を朝会で全員が見える形にします。

ここがポイント

  • レビュー時間を先に固定する
  • 1人のレビューに長くても30分程度
  • 明日のデモ確認を必ず最後に入れる

コラム

「パーキンソンの法則」というものがあります。「仕事は割り当てられた時間を全て使い切るまで膨張する」という法則です。レビューに3時間あれば3時間使い、30分しか無ければ30分で済ませる、というやつです。逆に言えば、時間を区切ればちゃんと終わります。レビューは「時間を区切る」ことが品質より大切な日もあります。

2. 今日のゴール〜明日のデモで何が動いているか

明日の中間発表で何を見せるかを、今日の朝に逆算します。

flowchart TB A["明日のデモで見せたいもの"] --> B["今日中に動く必要があるもの"] B --> C["今日のレビュー対象"] C --> D["今日の修正・残実装"] D --> E["優先度の合意"]

コード例・実例

「動くもの」最低ライン宣言例。

【明日のデモで必ず見せるもの】
1. ログイン → 会員一覧表示 (1ユーザーで操作する一連の流れ)
2. 会員登録 → 一覧に反映される確認

【見せられたら見せたいもの】
3. 検索機能
4. 退会処理

→ 1と2は何があってもDoneにする。3、4は時間が余ったら。

優先度を明確にして、捨てる勇気も持ちます。全部完成は目指しません。

ここがポイント

  • 「明日見せるもの」を最初に決めて逆算する
  • 必達ライン(最低限)と努力目標を分ける
  • 全機能完成より「一連の流れが動く」を優先

コラム

ソフトウェアの世界では「動く骨組み(walking skeleton)」という言葉があります。最初から全機能を載せようとせず、画面→処理→データの細い一本道だけまず通し、そこから肉付けする考え方です。明日の中間発表で見せるのは、この骨組みで十分です。むしろ骨組みすら無いと、何も説明できなくなります。

💬 AIに聞いてみよう

朝会で決めにくいときAIに聞けること。

  • 「レビューにかける適切な時間を、コード量から見積もる方法は?」
  • 「中間発表で動かすべき機能の優先順位の付け方を教えて」
  • 「『動く骨組み』の作り方を初心者向けに説明して」

実習・演習(1分)

課題

司会1名・書記1名を決めて、朝会を実施してください。

  1. 前日困りごとのフォロー
  2. 今日の時間配分の合意(レビュー枠を先取り)
  3. レビュー対象とレビュー担当の決定
  4. 明日のデモ必達ラインの確認
  5. 解散

成果物

  • 時間配分が反映されたかんばん
  • レビュー対象・担当の一覧
  • 明日のデモ必達リスト

まとめ(1分)

今回学んだことを一言でまとめると「今日はレビュー枠を先取り、明日のデモから逆算」です。

  • レビュー時間を最初に確保(後回しにすると消える)
  • 明日のデモ必達ラインを朝に決める
  • 捨てる機能と残す機能を合意

次は実装スプリント3。チームコードレビューです。

🔄 振り返りチェック

  • 今日のスプリントでレビューに何分使うことにしましたか?
  • 明日のデモで必ず見せると合意した機能は何ですか?
  • 時間がなくなったら最初に捨てる機能は?

補足資料

  • 参考リンク: 自チームのかんばん、レビュー対象コード一覧
  • 発展課題: 「動く骨組み」の概念をAIに解説してもらい、自チームの骨組みが完成しているか確認する

学習ガイド

このセクションは、受講者が理解を深めることをサポートする参考情報です。

想定される質問と回答例

質問 ヒント
レビュー時間が長すぎる気がする コード量に応じて調整。目安は1機能あたり20〜30分。長くなりそうなら範囲を絞る
全員のコードをレビューするのは無理 2人ペア × 2組のように分割。レビュアーは複数兼務してもOK
残実装と修正、どちらを優先? 「明日のデモに必要かどうか」で判断。必要ならまず動かす、不要なら見送り
必達ラインが守れなくなりそう 朝会後すぐにスコープを縮める判断をする。夕方では手遅れ

つまずきやすいポイント

つまずきポイント ヒント
朝会で時間配分の議論が長引く 司会がたたき台を用意しておく。「この配分でOK?」から始める
レビュー対象が多すぎてどれから手をつけるか分からない 明日のデモに必要なものから順に並べる
「とりあえず全部レビュー」と決めて結局時間切れ 必達ラインに関係するものを先にレビューする
デモ必達ラインを合意せずに解散 司会が「必達は1と2、で全員OK?」と挙手確認を取る
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