Day 10 - 本日のサマリー: 設計書を「動く紙芝居」に変える日
概要
- 日程: Day 10
- 本日のゴール: ツールを選び、画面遷移図の通りに遷移するプロトタイプを完成させ、他チームのレビューで指摘を1件以上得る
- 対応する到達目標: No.7(前半)
- 本日の成果物: 画面遷移図の通りに遷移するプロトタイプ、レビュー記録、改善タスク(かんばん登録)
🧭 今日の航海図(なぜ・なにを・どこへ)
設計書の文字や図だけでは「本当に使いやすいか」「遷移が自然か」が分からない。今日の合言葉は「完璧な設計書より、動く紙芝居」。建築模型と同じで、最終形の1/100の労力で8割の検証を狙う。午前にツールを決めて全画面の枠を揃え、午後に遷移をつないで他チームに「ペルソナになりきって」操作してもらう。ここで得た気づきは、明日からの実装スプリント(Day11-17)の北極星になる。
⏱ 今日の流れ
| 時間 | セッション | 形式 | このセッションで手に入るもの |
|---|---|---|---|
| 09:30-09:55 | S1 プロトタイピングの目的とツール選定 | 座学 | モックアップ/実行環境/開発ツールの3カテゴリから選定済みの組み合わせ |
| 09:55-11:00 | S2 プロトタイプ作成(前半)〜主要画面のモックアップ | 実習 | 主要画面(最低5画面)のローファイモックアップ |
| 11:00-11:10 | 休憩 | - | - |
| 11:10-12:40 | S3 プロトタイプ作成(後半)と相互レビュー | 実習 | 遷移がつながったプロトタイプ+他チームレビューの改善タスク |
午前は「ツールを決める → 全画面の枠を先に揃える」、午後は「遷移をつなぐ → 他チームに操作してもらう」リズム。1画面ずつ完成させず、全画面の枠を先に作ってから中身を埋めるのが鉄則。
🎯 今日の成果物
完成イメージは「画面遷移図の最初から最後まで、止まらず通し操作できるプロトタイプ」。色は白黒、画像はグレーの四角で OK(ローファイ)。各画面には画面 ID(S001, S002…)を書き、画面仕様書の入力項目とボタンが反映されている。レビュー記録は「画面 ID/ペルソナの操作/迷い度/何で迷ったか/改善案/優先度」のテーブル形式で残し、高優先度のものをかんばんに「改善タスク」として登録する。すべてに対応しなくてよい。
⚠️ 今日のつまずきポイント
各セッションファイルの「つまずきやすいポイント」から特に効きそうなものを抜粋する。
- ツール選定に時間をかけすぎる(S1): 25分セッションで決め切る。迷ったら「紙+figma」の軽い構成から始め、必要に応じて後で変える。
- 1画面目を完璧に作ろうとして時間切れ(S2): タイマーをかけて強制的に次へ進む。完成度より枚数を優先。色やフォントは白黒固定で OK。
- レビュー中に作り手が口を出してしまう(S3): 隣の人が監視役になり、口を出しそうになったら止める。「無言観察の5分」が一番大事。言ったら負け。
- 全フィードバックに対応しようとして実装スケジュールを圧迫(S3): 優先度高のみ対応、中以下は「実装後の改善候補」リストへ。
安心材料: デザイン経験はなくても OK。ローファイなら「四角と線と文字」だけで作れる。むしろ凝ったデザインは禁物。
🤖 今日の AI の使いどころ
AI に「作らせる」のではなく「相談する」。観点を提供してもらい、判断はチームで行う。
- 「ECサイトの『カート画面』に必要な UI 要素を、漏れなく列挙してください」(または自チームの画面名で)
- 「あなたは私たちのペルソナ『○○』です。次の画面遷移を見て、彼女の立場で『迷う場所』『使いにくい場所』を指摘してください。[遷移の説明貼付]」