Day 1 - 本日のサマリー: 情報を「価値」で捉える1日
概要
- 日程: Day 1
- 本日のゴール: 自分で決めた開発テーマを題材に(条件)、ペルソナを定義し、LATCH法とカードソーティングを使って(条件)、20個以上の情報を列挙した情報定義書を整理・分類し、分類の理由をペルソナの視点で説明できる(行動・基準)
- 対応する到達目標: No.1, No.2
- 本日の成果物: 開発テーマ、情報定義書、ペルソナのプロフィール、整理分類済み情報定義書
🧭 今日の航海図(なぜ・なにを・どこへ)
これから作るソフトウェアの価値は、機能の数ではなく「情報が誰にどう届くか」で決まります。だから初日は、コードではなく「情報そのもの」の扱い方から始めます。今日が終わる頃には、自分の開発テーマの情報を洗い出し、ペルソナの視点で整理・分類した「整理分類済み情報定義書」が手元にあります。これは明日以降の情報モデル・設計・実装のすべての出発点になる、4日間で最も大事な土台です。
⏱ 今日の流れ
| 時間 | セッション | 形式 | このセッションで手に入るもの |
|---|---|---|---|
| 9:00-9:30 | オリエンテーション 情報アーキテクチャという地図 | 座学 | IAの定義と4日間の全体像 |
| 9:30-10:15 | 散らかった情報を整理してみる | 実習 | 「探しやすくなった!」という最初の成功体験 |
| 10:30-11:00 | 情報とは何か | 座学 | データと情報を「価値」で区別する目 |
| 11:00-12:00 | 開発テーマ決定と情報定義書の作成 | 演習 | 自分の開発テーマと情報定義書(20個以上) |
| 13:00-13:30 | 情報の特性 価値・可視性・多義性 | 座学 | 情報の3つの特性を見分ける視点 |
| 13:30-14:15 | こうもり問題とペルソナの定義 | 演習 | 三段論法の考察とペルソナのプロフィール |
| 14:30-15:00 | 情報の整理と分類 LATCH法とカードソーティング | 座学 | 分類の道具箱(LATCH・カードソーティング) |
| 15:00-16:00 | 情報定義書の整理・分類 | 演習 | 整理分類済み情報定義書(本日の集大成) |
午前で「情報の見方」を手に入れ、午後はそれを自分のテーマに適用して成果物に仕上げるリズムです。
🎯 今日の成果物
夕方には、たとえば家計簿システムなら「支出・カテゴリ・予算・レシート…」と20個以上の情報が並び、それが「ペルソナの佐藤さんが毎日見るもの/月に一度だけ見るもの」のように、根拠つきのカテゴリに分類された情報定義書が手元にあります。朝9時半の実習で「分類すると探しやすくなる」を先に体感できるので、その感覚を1日かけて自分のテーマで再現していきましょう。
⚠️ 今日のつまずきポイント
- 「情報」ではなく「機能」を書いてしまう: 情報定義書に「支出を登録する」のような「〜する」が混ざりがちです。今日書くのは名詞(支出、カテゴリ)であって動詞ではありません。混ざったら「これは情報?機能?」とAIに確認しましょう。
- 完璧な分類を探して手が止まる: 分類に唯一の正解はありません。ペルソナが変われば分類も変わる、というのが今日の学びの核心です。1周目は粗くてOK。PDCAを2周回す前提で進めれば大丈夫。詰まるのはむしろ順調な証拠です。
🤖 今日のAIの使いどころ
- まず自分で情報を書き出してから、「家計簿システムの情報を洗い出しています。この一覧に抜けている情報の観点を3つ教えて」と発散の補助を頼む
- 分類に迷ったら「この分類をペルソナ(30歳・共働き・時短家事志向)の視点でレビューして。探しにくい点はどこ?」とレビュー役を任せる
自分で手を動かすのが先、AIに聞くのは詰まってから。この順序が4日間の基本です。