世界の形
例えば継続的に企業運営を続けるために、なぜ「多様性」が必要なのか。
「多様性」=「違いを許容する」
だと多分分かりづらい。
あえてドライに人の存在を加味せず、
「多様性」=「ポートフォリオ」
と考えた方が良いのではなかろうか。
投資に置いて「ポートフォリオ」で「リスク分散」することは基本。 ポートフォリオにより継続的な投資ができる。 なぜなら、リスク分散することで、大勝ちは望めなくとも大負けも起きにくい。
これは納得がしやすいと思う。
上記の「投資」を企業経営に置き換えてみる。
ポートフォリオにより継続的な企業運営ができる。
「多様性」=「ポートフォリオ」
であるから、
多様性により継続的な企業運営ができる。
つまり、ここで述べているのは「多様性=ポートフォリオ」および「企業運営と投資は似ている、または、構造が同じ」ということ。
数学の世界にはラングランズ・プログラム というものがあって、一見異なるように見える数学分野・理論に関係性を見出そうという試みがあるけれども、 これとまったく同じ構造で、経済学や社会学をはじめとする世の中の活動一般には何かしらの関係性があるのだろう。 その関係性の根本に世界を形作る元素のような最小の単位があるのだろうと思う。
トポロジーの問題だと思われていたポアンカレ予想が微分幾何学で解けたという話、 ポアンカレ予想を解いたグリゴリー・ペレルマンには違った世界が見えているに違いない。
世界はどんな形をしているのだろう?