YEOMANを利用してベストプラクティスと規約に則る
YEOMAN - THE WEB’S SCAFFOLDING TOOL FOR MODERN WEBAPPS
YEOMAN を利用すると各種Webアプリケーションフレームのベストプラクティスと規約に則った構成で開発スタートできます。
どういうことかと言うと、Webアプリケーションの開発を始めるときには選択すべきことが2つあります。(アプリケーション層に限定するとです)
一つ目が「どのWebアプリケーション開発フレームワークを使うか?」です。これは開発対象に大きく依存するため、個別に検討して選択する必要があります。
二つ目は「どういった構成でWebアプリケーションの実装を進めるか?」です。例えば MVC にするか MVVM にするか フロントコントローラ にするかですとか、O/Rマッパーにどのライブラリを使おうかですとか、DI どうするですとか、単体テストツールをどうするですとか、CI どうするかですとか、データマイグレーションどうするですとか、ディレクトリをどう配置しようかなどです。(つまりソフトウエアアーキテクチャとエコシステムですね。)
ほとんどの場合、上記の構成は利用するWebアプリケーション開発フレームワーク毎に「ベストプラクティス」と「規約(Coc)」があります。その部分については検討をサボることができます。言い換えると楽ができます。もっと言い換えると「検討をしてはならない」ということです。それでも個別で検討してローカルルールを作ってしまうと、フレームワークやライブラリのバージョンアップができなくなるなど痛々しい未来がきてしまいます。
「ベストプラクティス」と「規約(Coc)」は最終的にはしっかりと理解する必要がありますが、とりあえずプロトタイプを動かしてみたいじゃないですか。その方が楽しいじゃないですか。そういう時に YEOMAN が使えます。(rails new や rails scaffold のイメージです。)
例えば ASP.NET Core でWebアプリケーションの開発を始める場合。
$ yo aspnet
これだけです! これだけでベストプラクティスと規約に沿った構成が生成できます。それでもって、
$ dotnet restore
$ dotnet run
これだけでWebアプリケーションが動いてブラウザで見ることができます。その後は生成されたソースコードをカスタマイズしてどうなるか楽しく見ながら同時にベストプラクティスと規約を学べば良い、ということでございます。
開発は楽しい! 楽しくなければ嘘だ!