成熟とは

自らが決めた悪の基準を世の中に適用し、その結果、悪に該当した奴を消えろと願う。 これをガキという。

言い換えよう。

食べたいと思ったお菓子を買ってもらえず、なぜ買ってくれないのか泣きわめく。 これをガキという。

ガキとはつまり未成熟なのである。 人は成熟しなければならない。

世の中を断定することはできない。 世の中は正しいことや、自分に都合の良いものばかりで構成されているわけではない。 それをさも知っているようで、知っていない。 これもやはりガキであり未成熟である。

自ら創造した悪が消えるよう願うこと。 思い通りにならず泣きわめくこと。 これらは自らの基準と目の前にある基準とのギャップを埋めようとする行為である。 ギャップは事実であり、泣きわめく理由にはならない。 リンゴを見て、赤い赤いと泣きわめく理由はないのである。 それが分からないのは、はっきり言おう、馬鹿である。

それをさも知っているようで、知っていない。 馬鹿である。

成熟とはなにか。これまでに述べた未成熟を裏返せば分かる。 成熟とは事実と真正面から向き合うことである。

やはり、現実は正解なのである。